セルフリフォームで気を付けたいこと

同じ家に長い間住んでいると、だんだんと劣化が気になってきます。新築当初は何の問題もなかった家も、10年も経過すれば外壁や屋根は風雨に晒され、室内の壁も湿気やうっかり家具をぶつけてしまうことでできた傷など、傷みが目立つようになります。

一般的に、日本で現在提供されている住宅は建築されてから30年が建て替えの目安と言われています。しかし目に見えて傷みが見え始めるのはそれよりも前で、おおよそ10年~15年が経過した頃から、少しずつ気になる部分が増えてきます。

家の気になる部分に手入れをするリフォームは、多くの方は業者に依頼して行います。しかし、近年はなんでも自分たちで行うDIYが随分浸透しました。そのため、以前までは業者に依頼していたリフォーム工事も、最近は自ら行う人が増えています。ホームセンターでも、今までは「日曜大工品」とされていたコーナーの名称も「DIY」となり、その効果なのかは定かではありませんが、以前よりも女性のお客さんが増えているところもあるそうです。

セルフリフォームは、業者に依頼するよりも費用が節約できる、より自分たちの希望にあったリフォームができるなどのメリットがありますが、必要な道具を用意しておかないと、かえって傷や汚れが増えるという本末転倒な事態になりかねません。仮に賃貸物件であった場合は、多額の原状回復費用を請求される可能性があります。持ち家であっても、大きな傷や汚れがついてしまってはせっかくのリフォームが台無しになってしまいます。

・セルフリフォームに必須のアイテムとは?

どのようなリフォームを行うにしても、必ず使うのは養生製品です。養生製品は、壁や床、動かせない大型の家具などを覆い、傷や汚れを付けないために使います。ガムテープのような形状をしている、緑色で粘着力が低い「養生テープ」であれば、見覚えのある人もいるかもしれません。養生テープは壁などを保護する「養生シート」を止めるためのものです。粘着力が低いため、壁や床を傷つけにくいという特徴があります。

養生製品はホームセンターでも購入できますが、良質なものを買うならプロも使っている本格的な養生製品を販売しているネット通販の利用をおすすめします。

遠藤商会という業者は、養生シートをはじめとした高品質な養生製品を1本・1枚単位から販売しています。小さなものの梱包に向いたエアクッション(プチプチ)なども取り扱っているため、リフォームだけではなく引越しの際にも役立つでしょう。

リフォームの際に最も利用されるのは、ポリシートです。ポリシートは壁や床が傷つかないようにする壁・床養生の他、家具を移動させる際に梱包する際にも使われます。ポリシートは様々な厚みがあるため、どの厚さが最適か悩んでしまうでしょう。壁・床養生にも、家具の梱包にも使用するのであれば、0.05mm~0.1mmのポリシートがコストパフォーマンスの面から見ておすすめです。それよりも薄いものは耐久性が足りず、作業中に破れてしまう可能性があります。また、それよりも厚いものは丈夫ではあるものの、コストがかかり過ぎてしまいます。




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